キャラクター基本設定
※年齢は旧「パプワ」時点のものです※

名古屋ウィロー(18)

小学生の時分からガンマ団幹部候補として内密にピックアップされていた天才魔法使い。ドクター高松の弟子で、実験が絡むと良心の呵責も何もなく『他人はデータサンプル』扱いになるが、研究を離れればやや子供っぽいだけの普通の若者(えっ?)。16歳の時の魔法薬誤飲事件以来、アラシヤマに懐いている。旧ガンマ団においては、最終的に副参謀長を務める。
アラシヤマ(22) 禁忌を知らないまま4歳で殺人を犯すこととなり、後にマジックの手によって、ガンマ団の団員予備軍育成の為の学校機関へ送り込まれる。シンタローに憧れ、中学卒業と同時に、2学年飛び級し、士官学校の同期となる。子供返りしたウィローの世話をしてからは、その役がすっかり板についた模様。大隊長のち連隊副隊長を経て、連隊長。
コージ(25) 鷹揚で剛毅な気のいいアニキ。アラシヤマに対して、ごく普通に人付き合いを図ろうとする稀有な人間。ガンマ団士官学校へは、外部からの引き抜き転入。当時高2だったが、特殊性の高いカリキュラムの関係上、1年次から学び直すことになる。やや大雑把で難しいことは考えていないように見えるが、己の中の『狂気』を自覚している。
シンタロー(24) ガンマ団のNo.1を自他共に認める優秀な存在。マジックに対して反発することが多いが、愛情の裏返しであるらしい。その身は赤と青の秘石の思惑によって創り出されたものだが、原作におけるグンマとのすり替えは行なわれていない。パプワ島に流れ着いてからは、パプワの良きお母さんであり友達であり召し使い。
パプワ(6) 最強のお子様。何のかんのと言いつつシンタローに懐いているが、閉ざされた島で暮らしてきたせいで、『子供らしい甘え方』を知らない。人間の言葉を喋るナマモノばかりの島で例外的に話せないチャッピーやテヅカくんの言うことが判るが、コウモリウィローの名古屋弁丸出しのコウモリ語がどこまで通じているかは少々疑問。
東北ミヤギ(24) 共同任務でアラシヤマの配下に組み入れられた経験があり、以降、それまで抱いていた「気が合わない」「好きではない」「付き合いたくない」といった印象をより強く「天敵」に塗り替える。プライドが高く女王様気質。農業の話題が合うのか、トットリといつもつるんでいるが、往々にして二人揃ってやられ役。
トットリ(24) いつもにこにこ、ミヤギくんの為ならえんやこら。ほのぼののんびりローカルコンビが性に合っている様子。時々おバカな発言をして呆れられるが、それも彼なりの和みの演出の一環。自分の意見より他人の意思を尊重することが多い。ミヤギ共々、いつもやられ役or端役に甘んじるも、それを苦としない前向きさん。
グンマ(24) 幼い頃から神童の誉れ高き天才科学者。「シンちゃんのことは好き、高松のことは全部好き」がモットー。一応参謀職に就いてはいるが、ロボット工学を極めたいという理由から、『長』がつく役職はうまく後輩であるウィローに押し付けたらしい。ルーザーの一人息子だが、幼少時の死別の為、記憶の中の父はぼんやりとしている。
ドクター高松(43) グンマの事実上の育ての親。マッドサイエンティストにしてマッドドクター。グンマと二人の薔薇色異空間を造り出すことと、ウィローとの共同研究が趣味。ウィローを「名古屋くん」と呼ぶ。好意を抱く対象とどうでもいい対象への態度がすっぱり分かれている。ルーザーを心から敬愛しており、かつてその叛乱に加担した。
マジック(52) 冷徹かつ苛烈な、生まれながらの覇王。自らに従おうとしない者を許さない一面がある。表向き軽い態度を取ることもあるが、全ては目くらましの仮面。…のはずだが、時々ただの危ないおっさんに成り果てる。一族の外見的特徴を持たない長男シンタローを溺愛するも、それが高じて息子の幼少時は籠の鳥のように扱い、外との接触を禁じていた。
ルーザー(享年27) 生きていれば48歳。長兄マジックの従順な弟としてガンマ団の頭脳を象徴する存在だったが、23年前に突然叛乱を引き起こす。兄によって捕えられた後は、長期入院という名目の2年間の幽閉を経て脱走。自害する。表向きには物静かで優しい印象を与えるが、反復自省による自己認識しかできない傾向が非常に強く、真の意味で他者と交わることはない。
ハーレム(43) おっとりとして見える双子の弟・サービスとは逆に、瞬間湯沸かし器のような激しい性格。激昂して箍が外れると、自分でも制御できなくなる。長兄マジックのことは、いつか打破すべき壁として認識しているらしい。子供の頃は次兄ルーザーを非常に慕っていたが、それが相手の重荷になると考えてから、幾分距離を置くようになる。
サービス(43) 日頃は穏やかで優雅な面が際立つが、時に激しい怒りを見せることもある。自らの力量と周囲での己の立場を正確に把握し、それを逸脱する行為は取らないように自己を律している。彼にとってのマジックは永遠に追いつけない支配者。息子可愛さに親のエゴを押し付けるマジックに眉をひそめることも多いが、強く逆らうことはできずにいる。


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